会長挨拶
この度、2025年10月11日(土)・12日(日)の 2 日間、小田原城に隣接する報徳会館において第24回日本先進糖尿病治療・1 型糖尿病研究会を開催させていただくことになりました。
このような貴重な機会をいただき、世話人の先生方をはじめご関係の皆様に深く感謝申し上げます。
今回のテーマは、「サステナブルなトータルケアの確立〜治療の革新と共生の未来〜」とさせていただきました。糖尿病治療の最前線では、「持続可能なトータルケアの確立」を目指し、「治療の革新」が進んでおります。とりわけグルコースモニタリングシステムやインスリンポンプの進化は、個々のライフスタイルに合わせたケアや患者の自己管理の効率化に大いに役立っています。これにより、予防的でパーソナライズドな治療が広がり、医療と患者が一体となって歩む「共生の未来」への道が大きく開き始めています。
一方で、医療従事者の役割も進化し、チーム医療の重要性がますます高まっています。そのため最新技術を活用するだけでなく、持続可能なケアを支える体制づくりや実践的な課題の共有が求められています。また、進行した糖尿病の合併症である透析といった領域においても、「治療の革新」を通じて合併症と共生する新たなケアの確立が期待されております。
本研究会では、糖尿病管理の進化や1型糖尿病の成因・病態の解明、さらには次世代医療の可能性に焦点を当て、基礎研究、臨床研究、症例報告など、多角的な視点から理解を深めるためのプログラムを企画しております。最先端の研究成果からチーム医療の実践例に至るまで、幅広い知識を共有し、議論を深める場となるよう鋭意準備を進めております。
ぜひとも多くの皆様に小田原へお越しいただき、熱く楽しい議論ができることを切に願っております。皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
第24回日本先進糖尿病治療・1型糖尿病研究会
当番世話人 豊田 雅夫
(東海大学 医学部内科学系 腎内分泌代謝内科学 教授)
会長 菊池 透
(埼玉医科大学 小児科 教授)